高地トレーニングとは一体何でしょうか?
高地トレーニングの定義や人気の合宿地の他、Oxyhubでも取り扱っている人工的に高地空間を生み出す低酸素システムとそのトレーニングを行う際の注意点などをご紹介します。
1.「高地トレーニング」とは
海抜0mの低地での酸素濃度は20.8%です。高地トレーニングでは、海抜2,000~3,000m程度、酸素濃度14~16%の低酸素環境でトレーニングを行います。アメリカのコロラドやケニアのイテンなどトップアスリートの人気の高地合宿地となっていますが、近年では人工的に低酸素環境を作り出し技術が発達し、高地テントを使用して日常的に行うことができます。
2.高地トレーニングの注意点
高地トレーニングには、長時間の高地スリーピングや短時間・高強度の高地インターバルなど、いくつかの手法が存在しますが、トレーニングの目的に応じて組み合わせて使用します。いずれにせよ、安全性を確保するために、高地トレーニング中には必ずパルスオキシメータ(血中酸素濃度計)を使って血液中の酸素濃度(SpO2)を測定し、SpO2:80~85程度の状態を保つことが重要です。アスリートの競技特性や能力、トレーニングの目的に合わせて、スポーツパフォーマンスの向上、リハビリ・治療、高度順化、そして健康増進のためにも使用できます。